関係代名詞 what の使い方

連結 疑問詞・関係詞

関係代名詞には,who (whose, whom), which, that, what があります。

それらのなかで、what は先行詞 (thing(s))を含んでいることに他の関係代名詞との違いがあります。

先行詞の thing(s) は「こと」「もの」という意味になるので、「すること」「言うこと」「聞いたこと」などの表現にしばしば使われます。

関係代名詞 what の使い方を例文を使って説明します。

the thing(s) that = what

I cannot understand the things that he says.
(彼の言うことが分からない。)

この文は what を使って次のように書き換えられます。

I cannot understand what he says.

the thing(s) that = what

what には先行詞 the thing(s) が含まれているんだ。

what が関係詞節のなかで主語になる例文

What counts is the first impression.
(重要なものは第一印象です。)

What makes you happy is hope.
(ひとを幸せにするものは希望です。)

What works is good communication.
(効果があるものは良好なコミュニケーションです。)

What is important is that we did our best.
(重要なことは最善を尽くしたということです。)

what がマーカーで示した関係詞節のなかで主語になっています。

*what が導く関係詞節は文の主語になっています。

what が関係詞節のなかで目的語になる例文

What I need is your support.
(私に必要なものはあなたの支援です。)

What he wants is money.
(彼が欲しいものは金だ。)

What he does is strange.
(彼がすることは変だ。)

What we heard is different from what he said. 
(我々が聞いたことは彼が言ったことと違っている。)

what がアンダーラインで示した関係詞節のなかで動詞または前置詞の目的語になっています。

*what が導く関係詞節は文の主語になっています。

        We see what we want (我々は欲するものを目にする)

目的語と主語になる場合の両方を含んだ例文

What you want is not necessarily what is good for you.
(欲しいものが必ずしも良いものとは限らない。)

What you want では what は want の目的語になっています。
what is good では what は主語になっています。

まとめ

・関係代名詞 what は先行詞 (thing(s))を含んでいる。

・先行詞を置くと誤り。

・What は関係詞節のなかで主語あるいは目的語になる。

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