英単語 “matter” の動詞としての使い方

重要 動詞

“matter”は「物質」「事柄」「理由」「(文の)内容」などの名詞として使われることが多いですが、

この記事では動詞 “matter” の使い方を検討します。

動詞 matter は自動詞

What matters is your action.
(重要なのは実行である。)

It doesn’t matter to me whether you are rich or not.
(あなたが金持ちであるかどうかは私にはどうでもいい。)

It doesn’t matter to me where you go.
(あなたがどこへ行こうと私にはどうでもいい。)

Will it matter if I don’t attend the meeting?
(会議に出席しないでも構いませんか。)

上の例文で示したように動詞 matter は自動詞なので、目的語はありません。

一例目は肯定文ですが、二例、三例目は否定文、四例目は疑問文です。動詞 matter は否定文または疑問文で使われることが多いことに注意が必要です。
もちろん、肯定文で使われることもあります。
ex.) Everyone matters.
(みんなが大切。)

It doesn’t matter to ~(人)

動詞 matter は自動詞ですから、”It doesn’t matter.” (たいしたことではない。)だけで完全な英語ですが、誰にとってたいしたことではないかを表すときは前置詞 “to” を使います。

It doesn’t matter to me. (わたしには・・・。)
It doesn’t matter to you. (あなたには・・・。)
It doesn’t matter to him. (彼には・・・。)

It doesn’t matter if/when/where/who/etc.

It doesn’t matter if you are rich or not. (あなたが金持ちであるかどうかはどうでもいい。)
It doesn’t matter when they get to the summit. (彼らがいつ山頂に着くかは問題ではない。)
It doesn’t matter who wins the game. (誰が試合に勝つかは重要ではない。)

上記3例文は、matter + if/when/where/who/etc.名詞節の構文です。

matter の後の名詞節が matter の目的語のように見えますが、名詞節は形式主語の it が代表しています。

It doesn’t matter if you are rich or not.
[形式主語 it] -----→ [名詞節]

It は名詞節を示しているので、It に名詞節を持ってくることができます。
Whether you are rich or not doesn’t matter. 
(あなたが金持ちであるかどうかはどうでもいい。)

名詞節が主語になるときは if ではなく whether を使います。

まとめ

It doesn’t matter what you say, but your action matters to them.
(あなたの言うことが重要なのではなく、彼らにはあなたの行動が重要なのです。)

この例文には動詞 matter の基本的な使い方である以下の要素が含まれています。

・否定文
・It の形式主語で代表されるwhat名詞節
・matter to ~(人)

参考にしてみてください。

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