such as とコンマ(,)の関係を分かりやすく解説します

パソコン フレーズ

such as は事柄を例示するときに使われる便利な英語表現です。

‘X such as A, B, ・・・’ という具合に、X についての例を A, B, ・・・と並べることができます。

一方、’X, such as A, B, ・・・’ と、such の前にコンマがある使い方にも遭遇します。

この二つの such as の使い方の差は、Xの修飾の仕方が限定的か非限定的かの違いにあります。

以下の例文で確認してみましょう。

X such as A, B, ・・・

Countries such as UK and France are categorized as democracies.
(英国やフランスなどの国は、民主主義国に分類されます。)

Animals such as dogs and cats have been living with mankind since ancient times.
(犬や猫などの動物は古くから人類と暮らしてきました。)

これらの文から such as 句を省いてみると

 Countries are categorized as democracies.
  (国々は、民主主義国に分類されます。)

 Animals have been living with mankind since ancient times.
 (動物は古くから人類と暮らしてきました。)

英語としては成立しても、当初の文が持っていた意味は失われてしまいました。

such as 句を省くと文意が通らなくなるのが限定的用法の特徴です。

X, such as A, B, ・・・

English proficiency varies depending on the evaluated capacities, such as writing, hearing, and speaking.
(英語力は、書く、聞く、話すなどの評価される能力によって異なります。)

You need appropriate tools, such as a saw and a hammer, for carpentry.
(大工仕事には、のこぎりやハンマーなどの適切な道具が必要です。)

これらの文から such as 句を省いてみると

✓ English proficiency varies depending on the evaluated capacities.
  (英語力は、評価される能力によって異なります。)

✓ You need appropriate tools for carpentry.
  (大工仕事には適切な道具が必要です。)

当初の文にあった文意が維持されています。

この型の such as は as の後に追加的情報を例示していただけなので、なくても文意は変わらないというわけです。

such as 句を除いても、文意が通るのが、非限定的用法の特徴です。

まとめ

・such as 句を仮に省くと文意が違ってしまうならば、such as の前にコンマは置きません。(限定用法)

・such as 句を省いても文意が違わなけれな、such as の前にコンマをおきます。(非限定用法)

コメント

タイトルとURLをコピーしました