inform は「通知する」「報告する」という意味の他動詞です。実務文書のなかでもよく使われます。”inform (人) of (事柄)” の型で使われることが多く、通知する対象となる人(目的語)と通知する事柄(名詞・代名詞)の間に前置詞(of または about)を置きます。通知する事柄を that節、wh節で表現することもあります。
assure、convince、notifyなども同じように使えます。
inform: 通知する、報告する
The doctor informed his patient of the check-up results.
(S + V + O + of + 名詞)
(医者は患者に健康診断の結果を知らせた。)
この文を tell を使って言い換えるとどうなるでしょうか。
The doctor told his patient the check-up results.
(S + V + IO + DO
(医者は患者に健康診断の結果を知らせた。)
となって、前置詞 of はなくなります。
tell のように間接目的語の後に直接目的語を続ける語は他に give、 bring、 show などがあります。
“inform ~ of ~” の型は、tell のような語との違いを意識すると覚えやすくなります。
inform (人) of (事柄) <—-> tell (人)+ (事柄)
that節を使う場合:
The doctor informed the patient that the check-up results had no problem.
(医者は、健康診断の結果に問題がないことを患者に知らせた。)
この文型は
S + V + O + that 節
inform のこの文型ではよく受動態が使われます。
The patient was informed that his check-up results had no problem.
(患者は健康診断の結果に問題がなかったことを知らされた。)
assure: 「保証する」「請け合う」
The teacher assured students of their passing the test.
(先生は生徒たちが試験に合格することを請け合った。)
The teacher assured students that they would pass the test.
(先生は生徒たちが試験に合格することを請け合った。)
一例目:S + V + O + of 名詞句
二例目: S + V + O + that節
convince: 「確信させる」「納得させる」
The politician finally convinced people of his policy.
(政治家はついに人々に彼の政策を納得させた。)
The politician finally convinced people that his policy was crucial for the country.
(政治家はついに彼の政策が国にとって決定的に重要であることを人々に納得させた。)
一例目: S + V + O + of 名詞
二例目: S + V + O + that節
notify: 「知らせる」「通知する」
The government notified people of the vaccination.
(政府は人々に予防接種の通知をした。)
The government have notified people that the vaccination will start soon.
(政府は予防接種がまもなく始まることを人々に通知した。)
一例目: S + V + O + of 名詞
二例目: S + V + O + that節
まとめ
inform ~ of — / inform ~ that — の2文型をセットで覚えると便利です。
同じように
assure ~ of — / assure ~ that —
convince ~ of — / convince ~ that —
notify ~ of — / notify ~ that —
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