関係代名詞は以下の6語です。
who (whose, whom), which, what, that
関係代名詞を理解するには、関係代名詞が修飾する先行詞の種類と関係代名詞の格の違いについて見分けることが必要です。
関係代名詞、先行詞、関係代名詞の格の関係
下の表は関係代名詞、先行詞、関係代名詞の格の関係をまとめたものです。
先行詞 | 主格(主語になる) | 所有格(先行詞の所有格になる) | 目的格(目的語になる) | |
1 | 人 | who | whose | whom / who |
2 | 人以外(動物、もの) | which | whose | which |
3 | 人、動物、もの (特に比較級、最上級、only、firstなどで修飾される語 | that | – | that |
4 | (もの) | what | – | what |
1 先行詞が人であれば who / whose / whom を使います。
2 人以外の動物やものには which / whose を使います。
3 that は何にでも使えます。特に先行詞が比較級、最上級、only、firstなどで修飾される場合には thatを使います。
4 what は先行詞を含むので、先行詞は現れません。詳しくは次の記事を参照してください。
先行詞が人であれば who、人以外は which。 that は何にでも使えますが、特に先行詞が比較級、最上級、only、firstなどで修飾される場合に使います。
関係代名詞の格と文型
関係代名詞が導く節のなかでその関係代名詞の役割として、主格、所有格、目的格の3種類があります。
関係代名詞が主格になる場合
A salesclerk is talking with a customer. I know the salesclerk.
(店員が顧客と話している。 私は彼女を知っています。)
関係代名詞を使ってこの二つの文を一つにすることができます。
I know the salesclerk who is talking with a customer.
(私はお客さんと話している店員を知っています。)
この文の who の前の the salesclerk は先行詞です。
who はこの先行詞を表す関係代名詞となります。
the salesclerk = who
また、関係代名詞の導く節のなかでその関係代名詞 (who) は 主語になっています。つまり主格です。
‘who (the salesclerk) is talking with a customer’
関係代名詞が所有格になる場合
I received an email from a student. His name was unfamiliar to me.
(学生からメールが届きました。 名前からは彼が誰かわかりませんでした。)
関係代名詞 whose を使って一つの文にします。
I received an email from a student whose name was unfamiliar to me.
(知らない名前の学生からメールが届きました。)
A student は先行詞です。
アンダーラインの whose 以下の節において
whose name = his name
関係代名詞が所有格になっています。
‘whose (his) name was unfamiliar to me’
関係代名詞が目的格になる場合
I have finished reading a book. I bought it yesterday.
(本を一冊読み終えました。その本は昨日買いました。)
関係代名詞 which を使って一つの文にすることができます。
I have finished reading the book which I bought yesterday.
(昨日買った本を読み終えました。)
先行詞は the book
the book = which
関係代名詞の導く節のなかで which は bought の目的語になっています。これが目的格です。
語順は、
‘which (the book) I bought yesterday’
ですが、意味上は以下のようになります。
‘I bought which (the book) yesterday’
まとめ
・関係代名詞は先行詞のタイプに合わせて、who (人)、which (動物やもの)、that (人、動物、もの)、what (もの)のいずれかを使う。
・関係代名詞が導く節のなかで関係代名詞は主語(主格)または目的語(目的格)になる。
・関係代名詞 whose は先行詞の所有格としてその後に続く名詞を修飾する。
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