不定詞とは文中の主語の人称などによって語形変化しない動詞の原形のことです。
不定詞には to不定詞と原形不定詞があります。
例えば、”He came to see me.”(彼は私に会いに来た。)では、 ‘to see’ は to不定詞です。
“Let me ask a question.”(質問させてください。)では、ask は原形不定詞です。
原形不定詞は主に使役動詞または知覚動詞と共に使われます。
使役動詞と原形不定詞
文型:S + V (使役動詞)+ O + 原形不定詞
使役動詞は、「~に~させる/してもらう」という意味に使われる動詞です。
make、 have、 let が使役動詞として使われます。
He made me do all the work.
(彼は私にすべての仕事をさせた。)
You cannot have people follow absurd rules.
(人々を不合理な規則に従がわせることはできない。)
Let me know the recent development.
(最近の動向を教えてください。)
青いアンダーラインの使役動詞は目的語をとり、その後に黄色のアンダーラインの原形不定詞が続きます。
知覚動詞と原形不定詞
文型:S + V (知覚動詞)+ O + 原形不定詞
知覚動詞には hear、 listen、 see、 watch、 feel、 notice などがあります。
I heard an ambulance pass through by my house.
(家のそばを救急車が通り過ぎるのが聞こえた。)
She attentively listened to her English teacher speak in the class.
(彼女は授業で英語の先生が話すのを注意深く聞いた。)
He saw an spacecraft cross the night sky.
(彼は宇宙船が夜空を横切るのを見た。)
He felt his smartphone vibrate in his pocket.
(彼はスマートフォンがポケットの中で振動するのを感じた。)
知覚動詞は目的語をとり、その後に原形不定詞が続きます。
まとめ
・不定詞は語形変化していない動詞の原形。
・不定詞には to不定詞と原形不定詞がある。
・原形不定詞は主に使役動詞と知覚動詞の構文で使われる。
・使役動詞:make, have, let
・知覚動詞:hear, listen, see, watch, feel, notice など
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