動詞 “catch” の使い方

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“catch” は、

Taro catches the ball. (太郎はボールとる。)
A cat catches a mouse.(猫がネズミを捕らえる。)

といった使い方が多いですが、この記事では「物または体の一部が(何かに)引っかかる」という時の使い方を説明します。

catch ― 自動詞文型

My pants caught on a nail. (ズボンがくぎに引っかかった。)
The rear wheel of the car caught in a ditch. (車の後輪が溝にはまった。)
His foot caught in grass. (足が草に絡まった。)

これら例文の caught は自動詞です。

<S + V(自動詞) + 前置詞 + 名詞>の文型です。

主語(例文ではズボン、車の後輪、足)が意図せずに物(例文ではくぎ、溝、草)に引っかかる、絡まるという意味になります。

catch ー 他動詞文型

I caught my pants on a nail. (私はズボンをくぎに引っかけた。)
He caught the rear wheel of the car in a ditch. (彼は車の後輪を溝にはめた。)
He caught his foot in grass. (彼は草に足をとられた。)

これら例文の caught は他動詞です。

<S + V(他動詞) + O + 前置詞 + 名詞>の文型です。

主語は人(例文では私、彼)で caught は目的語(例文ではズボン、車の後輪、足)をとり、前置詞と名詞が続きます。

この文型は、主語(人)が好ましくない経験をする文脈で使われることが多いようです。

まとめ

catch「引っかかる」 の意味は同じですが、自動詞を使う場合と他動詞を使う場合では文型に違いが生じます。

自動詞文型:S + V(自動詞) + 前置詞 + 名詞

他動詞文型:S + V(他動詞) + O + 前置詞 + 名詞

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