whoever、whichever、whateverは複合関係代名詞です。
複合関係代名詞は文中で関係代名詞と同じ様に働きます。
つまり、関係代名詞が導く節の主語になったり、動詞の目的語になったりします。
英文の文型を確認しながら、複合関係代名詞の働きを確認します。
複合関係代名詞が主語になる場合
[whoever: だれでも]
Whoever wants to join the club is welcomed. (クラブに入りたいひとは誰でも歓迎します。)
アンダーラインを付した節のなかで whoever は主語になっています。
whoever = anyone who の意味なので、
“Whoever wants to join the club” は 「クラブに入りたいひとは誰でも」という意味になります。
[whichever: どれでも]
Whichever team wins, the spectators should be pleased.
(どちらのチームが勝っても、観客は喜ぶでしょう。)
whichever team はアンダーラインを付した節の主語になっています。
[whatever: なんでも]
Whatever happens, I will go.
(何が起こっても、私は行きます。)
同じ様に whatever はアンダーラインの節の主語になっています。
複合関係代名詞が目的語になる場合
[whoever: だれでも]
Whoever you recommend can join the club.
(あなたが推薦する人は誰でもクラブに入れます。)
アンダーラインを付した節のなかで whoever は recommend 目的語になります。
whoever = anyone who なので
“Whoever you recommend” は「あなたが推薦すひとは誰でも」という意味になります。
[whichever: どれでも]
You can choose whichever menu you want.
(あなたの好きなメニューを選べます。)
whichever menu はアンダーラインの節の目的語でもあり、主節の choose の目的語でもあります。
[whatever: なんでも]
Whatever you say, I cannot believe it.
(あなたが何を言おうと、信じることができません。)
whatever はアンダーラインの節の say の目的語になっています。
この whatever も譲歩の節を導いています。
まとめ
・複合関係代名詞は、whoever、whichever、whatever。
・関係詞節の文型のなかで主語または目的語になります。
・whichever、whateverは形容詞的に使われることもあります。
・しばしば「たとえ~でも」という譲歩の節を導きます。
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