二つのもの(人)のうちの一つ(人)という意味が基本です。
しかし、両方を意味することもあれば、否定文では二つとも否定する意味となるなど、分かりにくい単語です。
either の使い方の要点を分かりやすく解説します。
また、否定の either は neither へ書き換えられます。
疑問文・条件文での either
形容詞の either
Will you lend me either book?
(どちらかの本を貸してくれませんか。)
If you are available on either day, I would like to visit you.
(どちらかの日がお暇であれば、お訪ねしたい。)
二つあるもののうちのどちらか一つのという意味になります。either に続く名詞は単数形になります。
代名詞の either
Could you lend me either of the books?
(どちらかの本を貸していただけますか。)
If I can choose either of the bags, I prefer the red one.
(どちらかのバッグを選べるのなら、赤い方がいいです。)
二つあるもののうちのどちらか一つのという意味になります。either of に続く名詞は複数形になります。
否定文での either
形容詞の either
I don’t like either book. = (I like neither book.)
(どちらの本も好きじゃない。)
I don’t think either party will command a majority. = (I think neither party will command a majority.)
(どちらの政党も多数は占めないと思います。)
二つあるもののうちのどちらも否定する意味になります。either に続く名詞は単数形になります。
代名詞の either
I don’t like either of the plans. = (I like neither of the plans.)
(どちらの計画も気に入らない。)
Either of the candidates couldn’t pass the test. = (Neither of the candidates could pass the test.)
(どちらの志願者もテストは通らなかった。)
二つあるもののうちのどちらも否定する意味になります。either of に続く名詞は複数形になります。
否定文の either は neither を使って書き換えられます。
肯定文での either
形容詞の either
You may park your car on either side of the street.
(車は通りのどちら側にも駐車できます。)
In either case, I will call you.
(どちらの場合でも電話します。)
二つあるもののうちのどちらでもという意味になります。either に続く名詞は単数形になります
代名詞の either
Either will do.
(どちらでもいい。)
We have beer and wine. you can have either.
(ビールとワインがあります。どちらでもどうぞ。)
二つあるもののうちのどちらでもという意味になります。
接続詞の either ~ or ~
肯定文の either ~ or ~
Either you or I have to go.
(君か私が行かなければならない。)
I want to join either the tennis club or the baseball club.
(テニス部か野球部に入りたい。)
either A or B は AかBかという意味。
否定文の either ~ or ~
It was not either your or my fault. = (It was neither your or my fault.)
(それはあなたのせいでも私のせいでもなかった。)
I cannot play either tennis or baseball. = (I can play neither tennis nor baseball.)
(テニスも野球もできない。)
~ も ~ も・・・ない という意味になります。 つまり、どちらも否定。= neither A nor B
副詞の either
If you don’t agree with the idea, I won’t either. = (neither will I.)
(その意見にあなたが同意しなければ、私も同意しない。)
”I don’t like that movie.” ”I don’t, either.” = (Neither do I.)
(あの映画は好きじゃない。私も好きじゃない。)
否定文の後で、・・・もまた・・・でない。
neither を使う場合は、主語と(助)動詞が倒置されます。
まとめ
either の意味は文のタイプによって違ってきます。
1.疑問文・条件文での either は「二つあるものうちどちらか一つの」という意味になります。
2.否定文での either は「二つあるもののどちらも否定する」という意味になります。
3.肯定文での either は「二つあるもののうちのどちらでも」という意味になります。
4.接続詞の either A or B 肯定文では「A か B か」どちらか。否定文では「A も Bも・・ない」となりどちらも否定する意味になります。
5.副詞の either は否定文を繰り返す際に、2回目の否定の文末に使います。
6.否定の either は neither と置き換えることが出来ます。
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