動名詞は動詞に ing をつけて名詞化した語です。
名詞として使われるので、動詞の主語、目的語、補語になります。
動詞的な働きもするので、目的語、補語をとって名詞句をつくります。
また、前置詞の目的語になる場合もあります。
動詞の主語になる場合
Driving a car needs a license.
(車の運転には免許が必要です。)
Driving a car が needs の主語になっています。
Running 100 meters in ten seconds is almost impossible for ordinary men.
(100メートルを10秒で走ることは普通の男性にはほぼ不可能です。)
“Running 100 meters in ten seconds” は is (be 動詞)の主語になっています。
動詞の目的語になる場合
He admitted lying.
(彼は嘘をついたことを認めた。)
lying(動名詞) は admitted の目的語になっています。
She finished cleaning the room.
(彼女は部屋の掃除を終えた。)
“cleaning the room” は finished の目的語になっています。
動名詞だけを目的語にする動詞は他に、avoid/deny/enjoy/mind/stop など多数あります。
動詞の補語になる場合
What you have to learn is listening to others.
(あなたが学ばなければならないのは、他の人の話を聞くことです。)
Shame is not making a mistake, but denying it.
(恥しいのは間違いを犯すことではなく、それを否定することだ。)
アンダーラインの部分は is (be 動詞)の補語になっています。
前置詞の目的語になる場合
He is thinking of studying abroad.
(彼は留学することを考えている。)
I was surprised at her passing the test.
(私は彼女が試験に合格したことに驚いた。)
her は動名詞の意味上の主語になっています。
cf. I was surprised at passing the test.
(私は試験に合格して驚いた。)
まとめ
・動名詞は動詞の主語になる場合がある。
・動名詞は動詞の目的語になる場合がある。
・動名詞は動詞の補語になる場合がある。
・動名詞は前置詞の目的語になる場合がある。
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