英語の自動詞と他動詞。その違いを見分けられれば英語を理解しやすくなります。
英文法の基礎、自動詞と他動詞の違いについて分かりやすく解説します。
自動詞の使い方
自動詞は目的語はいらない動詞です。
自動詞を使った例文です。
The window opened. (窓が開いた。)
主語+動詞の文型で、主語となる窓(The window)の動きを自動詞(opened)で表現しています。
主語と自動詞だけの英語です。
他動詞の使い方
他動詞は目的語がいる動詞です。
他動詞を使った例文です。
Hanako opened the window. (花子は窓を開けた。)
主語+動詞+目的語の文型で、主語となる花子(Hanako)の動きを表現する他動詞(opened)の目的語は窓(the window)です。
この文では、目的語が必要です。
この文から目的語の窓(window)をなくすと、
Hanako opened.
この文が正しい英語であればどのような意味になるでしょうか。
「花子は開けた。」という意味にはなりません。「開けた」のであれば、開けた対象、つまり目的語がなければなりません。
目的語がないこの文では、”opened”は自動詞として働きます。
“open”には自動詞として「(ドアなどが)開く」のほか「(店などが)開店する」という意味もあります。
Hanakoを人名ではなく店名として、「花子は開店した。」という意味に解釈される可能性が高くなります。
意味が違ってくるんだ・・・
動詞の意味は自動詞と他動詞では違いがある
同じ”open”という動詞であっても自動詞と他動詞では意味が違うのです。
例えば、
自動詞では「開いた」。
他動詞では「開けた」。
まとめ
The window opened. (窓が開いた。) (自動詞)
Hanako opened the window. (花子は窓を開けた。) (他動詞)
・自動詞に目的語はありません。
・他動詞には必ず目的語があります。
・同じ語であっても、自動詞と他動詞では意味が違います。
英作文や英文解釈において、自動詞と他動詞の違いを見分けられればより正確に英文を理解できるようになります。
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