“reference” には、大きく分けて「言及」と「参照」という二つの意味があります。英語を読み、または書くときは文脈からこの二つの意味をはっきりと区別することが必要です。この記事ではその他の意味も含めて、例文を使って “reference” の使い方を例示します。
reference ー 言及とは「何かについて言ったり、書いたりすること」
The president made no reference to his recent political scandal in his speech.
(大統領は演説で、彼の最近の政治スキャンダルへ言及しなかった。)
The newspaper’s editorial made a critical reference to the supplementary budget.
(新聞の社説は、補足予算に批判的な論調だった。)
There was reference to the cause of the accident in the report.
(報告書は事故の原因について言及していた。)
reference ー 参照は「助言や情報を求めて何かを調べること」
The manuscript was checked by reference to the original book.
(原稿は原本を参照してチェックしました。)
The decision was made without any reference to the assessment report.
(決定は、評価レポートを参考にしないで行われました。)
Reference to dictionaries will help you understand English text precisely.
(辞書を参照すれば、英語のテキストを正確に理解する助けになります。)
This website is of use for quick reference.
(このウェブサイトはクイックリファレンスに役立ちます。)
reference ー その他の意味
参考(引用)文献
a list of references (参考文献リスト)
This book has a list of references at the end of each chapter.
(この本には、各章の終わりに参考文献のリストがあります。)
人物証明書
You have to hand in a letter of reference from your previous employer when applying for a new job.
(新しい仕事に応募するときは、以前の雇用主からの推薦状を提出する必要があります。)
身元保証人
My uncle willingly agreed to be my reference when I applied for the job.
(私がその仕事に応募したとき、叔父は喜んで身元保証人になることに同意してくれました。)
よく使われる表現
with reference to ~ (~に関して)
This article is with reference to the use of smart phones.
(この記事は、スマートフォンの使用に関するものです。)
With reference to the topics on the paper, students can choose one of the following.
(レポートの題目に関して、学生は、次のなかからひとつを選択できます。)
複合名詞を作る
reference book (参考書)
reference materials (参考資料)
reference paper(参考文献)
reference room(資料室)
etc.
まとめ
reference の主な意味は「言及」と「参照」の二つです。
この二つの意味を文脈に応じて正しく理解する必要があります。
make (a) reference to ~ (~に言及する)はよく使われます。
reference book など他の単語と結合して複合名詞を作ることも多いです。
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