関係代名詞はその関係代名詞が導く節のなかで主語あるいは目的語になるのに対して、関係副詞はその関係副詞が導く節のなかで副詞的な働きをします。
つまり、(代)名詞と副詞の違いと同じです。
関係代名詞の文型
関係代名詞には、who、which、what、thatがあります。
(関係代名詞の詳しい説明は「関係代名詞の使い方」を参照してください。)
これらの語は全てその関係代名詞の導く節のなかで、主語あるいは目的語になります。
She is a teacher who teaches us mathematics at school.
(彼女は学校で私達に数学を教えてくれる先生です。)
この文では関係代名詞が主語になっています。
アンダーラインの部分が関係代名詞 who に導かれる節です。
この節の文型は以下のようになります。
who (=a teacher) | teaches | us | mathematics | at school |
主語(S) | 動詞 (V) | 間接目的語(O) | 直接目的語 (O) |
S + V + O +O
関係代名詞 who は主語になっています。
Mathematics is the subject that she teaches at school.
(数学は彼女が学校で教えている科目です。)
この文では関係代名詞が目的語になっています。
アンダーラインの部分は意味の上では以下のような文型になっています。
she | teaches | that (= the subject) | at school |
主語 (S) | 動詞 (V) | 目的語 (O) |
関係代名詞 that は目的語になっています。
他の関係代名詞も同じように働きます。
関係副詞の文型
関係副詞には、when、why、where、how、および that があります。
(関係副詞の詳しい説明については、「関係副詞の使い方」を参照してください。)
関係副詞はその関係副詞が導く節において副詞的(動詞、形容詞、句、節などを修飾する)に働き、文に追加的な情報を付与します。
The new year’s holidays are the occasion when family members get together.
(年末年始は家族が集まる機会です。)
アンダーラインの部分は関係副詞 when に導かれた節です。
この節は意味の上では次のような文型になります。
family members | get together | when (=on the occasion) |
主語 (S) | 動詞 (V) | (その時に) |
関係副詞 when は時や日付に関して副詞的な働きをしています。
why → 理由
where → 場所、条件など
how → 方法
that → 上記の全て
まとめ
・関係代名詞は関係詞節のなかで主語あるいは目的語に相当する働きをします。
・関係副詞は関係詞節のなかで副詞的な働きをします。
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